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たのしい川べ(The Wind in the Willows)

土竜はその朝、自分の小さな家で、一生懸命春の大掃除をしていた。箒で掃いて、叩きを掛けて、刷毛と白い漆喰のバケツを持って、梯子や踏み台や椅子に攀じ登る。喉にも目にも埃が入り、黒い毛には漆喰が点々と染みを作り、腰は痛み、腕は草臥れて力が入らなかった。

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飛ぶ教室(The Flying Classroom)

今度こそ、クリスマス物語の決定版を書く。本当は、一昨年書くつもりだった。勿論去年も。ところが、よくある事だが、いつも何かしら都合の悪い事が起こるのだ。遂にこの間、母が言った。

クオーレ(Heart)

十月二十二日 土曜日 午後、校長先生が、新入生を一人連れて入って来た。顔の浅黒い、髪の毛の黒い少年である。瞳が、黒く大きくて、濃い眉毛が、額の上で、一つに繋がっている。一の字のようだ。着ている物も全部黒ずくめで、黒いモロッコ皮のベルトを締めていた。

ラプンツェル(Rapunzel)

昔々、あるお上さんが、どうしても家の裏の畑のレタスが食べたくなりました。でもそのレタスは、魔女の畑の物です。主人はお腹に赤ちゃんのいるお上さんの為に、魔女の畑に入り込みました。けれどもレタスを取ろうとしていた所を、魔女に見つかってしまったのです。主人から話を聞いた魔女は、言いました。